Entries

くるり お気に入りアルバム①

以前紹介した私のもっとも大好きなバンド、くるりについての記事を書きます。そもそもこれがやりたくてブログを再開したと言っても過言ではありません。正直真面目な理由は言い訳程度です。


一つ最初に述べておくとするならばこれはいわゆる「おすすめ記事」ではないということです。ただただ私の主観的で片道通行の思いをひけらかす自慰行為であります。ので、読む方がくるりやその他のバンドに対してどの程度予備知識を持っているかなどは考慮に入れていません。


具体的には、「どの曲から聞くとよい」的な聞きやすさなどは判断基準にはないのでご容赦を。まあこんなブログ自体自己満足ですしたとえ私におすすめされてもそれがどうしたんだという話ですが。



しかし、ただ単にこの記事を理解するために最低限必要な知識があります。


それはこのくるりというロックバンドの大きな魅力である、アルバムごとにその音楽性を変化させ、それを不変のメロディーセンスで「くるり」という装置に落とし込むということです。



ハウスにジャズ、UKロックにクラシック、サイケからフォーク。レコーディングも京都からオーストリア等世界各地で。まさに「とどまること」をしないバンドの音楽性、いや精神性が、聴いた私たちを旅へと誘います。しばしば取り沙汰されるメンバーチェンジも、音楽に身を任せ旅に出るくるりにとって必要不可欠なものなのです。


そんなわけで、同じくるりファンといえど「傑作」は千差万別。そもそもおすすめ自体ナンセンスです。


では私の好きなアルバムベスト3を紹介したいと思います。




第3位 5th「アンテナ」(2004)

anntena.jpg

1 グッドモーニング
2 Morning Paper
3 Race
4 ロックンロール
5 Hometown
6 花火
7 黒い扉
8 花の水鉄砲
9 バンドワゴン 
10 How To Go 〈Timeless〉


正直常に1位にとって代わる可能性を秘めたアルバムです。打ち込みに傾倒しハウスやテクノ、サイケ色の濃かった3、4枚目から一転、アナログレコーディングでバンドサウンドへの原点回帰、おそらくファンからの人気も高い5枚目。


なんといってもこのアルバム、この時期のくるりの魅力はその「フィジカル」の強さ。鬼グルーヴ。それを支えていたのがアメリカ人ドラマー、クリストファーマグワイアです。


どれほどのものか、ライブを見れば一目瞭然です。





こんなライブ観たら、ロックバンドに憧れる人は虜になりますよ。印象的なフィルインは、クリストファーのジャズドラマーとしての手癖がエッセンスとなって唯一無二の存在感であります。


とにもかくにもかっこいい曲ばかり。最後のHOW TO GOは当時日本のバンドシーンを支えていた盟友NUMBER GIRL、スーパーカーが相次いでいなくなり、その責務を一挙に背負うこととなったくるりの不安と、それでも前を向いて進んでいく決意のようなものがビシビシと伝わります。




冒頭

昨日の今日からは 一味二味違うんだぜ


またラスサビの冒頭


いつかは想像を超える日が待っているのだろう


とか、このへん特に沁みます。少しの不安と、それをかき消そうと強がっているかのように言い放つ言葉。根拠のない自信。大名曲です(サウンド的にはシングルver.の方が好きなのですが)。


そして#4 ロックンロールも流石の大名曲。これもギターソロのないシンプルな構成の曲なのですが。リフも歌詞も本当に好きです。ちなみにHOW TO GO→ロックンロールの流れで聴くとロックンロールがさらに3倍よくなることを日本で最初に発見したのは私です。





たった一かけらの勇気があれば ほんとうのやさしさがあれば
あなたを思う本当の心があれば 僕はすべてを失えるんだ




平易な、ある意味幼稚なこの歌詞が妙に心を揺さぶるのです。歌詞を調べてこの部分にひらがなが多用されてることにも気づきます。


私の解釈では、これは大切な友を失った人が、迷い苦しみながら、しかし現実に自分は生きてしまっていることのやるせなさを歌っていると思います。一緒に天国に行けたらどんなに楽か。でも自分にはそんな勇気はなくて、今日ものうのうとこの世界を生きてしまっていて、「また明日」なんて言ってしまっている。


29歳という若さで死んでしまったバンド フジファブリックのボーカル志村正彦に向けて、岸田繁がこの曲を弾き語りしたというエピソードからも、くるりと同様フジファブリックのファンである私には涙なしでは語れません。



とまあこんな感じで「最強」のアルバムであることは間違いないです。優劣の話ではないんですがアジカンの「ソルファ」が同じタイミングで出たことを踏まえ横の時間軸としても非常に興味深い。



まだまだ語りつくせないですが十分長引いてしまい終わらないのでこの辺で。1位と2位は別で書きます。
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://nikukorokke.blog118.fc2.com/tb.php/11-c943d938

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

検索フォーム

プロフィール

人生

Author:人生
サイケデリックでフォーキーな音楽が好きです。

アクセスカウンター

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

最新コメント

QRコード

QR

月別アーカイブ

最新トラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる